
千石船「気仙丸」は、1992年の「三陸・海の博覧会」を機に大船渡の総力で復元された、**自走可能な大型木造和船(千石船)**です。震災を乗り越え、現在は陸上で公開中ですが、経年と屋外環境により劣化が進行しています。
この貴重な船を次世代へ引き継ぐため、第一次保全費用を募るクラウドファンディングを開始しました。皆さまの温かいご支援をお願いいたします。
プロジェクト概要
名称:時代と津波を超えた船匠の誇りを守れ!気仙丸保全プロジェクト
実施主体:千石船「気仙丸」利活用推進協議会(事務局:大船渡商工会議所)
目標金額:300万円
実施期間:令和7年10月30日(木)~令和7年12月24日(水)
支援ページ:
https://readyfor.jp/projects/kesenmaru2025
なぜ、いま保全が必要か
約30年の係留・屋外展示により、甲板(=船室屋根部)の防水劣化や木部の含水・腐朽リスクが顕在化。内部への浸水は構造の劣化を早め、乗船見学や体験プログラムの継続にも影響します。気仙丸は“走れる復元千石船”の嚆矢であり、気仙大工の技術と地域の記憶を未来へ伝える生きた文化財です。
今回のプロジェクトで実現したいこと
甲板(船室屋根)の防水対策:雨水浸入の遮断・内部湿度の低減
緊急修繕・防腐処理:ひび割れ・腐朽部の補修、要所の部材交換
菌類(キノコ・カビ)の除去・抑制:高湿部位の清掃・抑止処置
進捗公開:ウェブ・現地掲示で、工事状況をわかりやすく可視化
ご支援の方法
クラウドファンディングページにアクセス
ご希望の金額・リターン(返礼)を選択
必要事項をご入力のうえ決済
※リターンの詳細は
ページをご覧ください。
気仙丸は「展示物」ではなく、地域が力を合わせれば不可能を可能にできる証です。第一次保全を“はじめの一歩”として、段階的に整備を進めます。皆さまのご支援を心よりお願い申し上げます。
お問い合わせ:千石船「気仙丸」利活用推進協議会(事務局:大船渡商工会議所)
TEL:0192-26-2141(大船渡商工会議所内)