「蝦夷あわびを活用した地域活性化事業」

 古くからアワビの漁獲量は岩手県が全国一で、海外でも高いブランド力を誇り、特に中華圏(中国、香港、マカオ)をはじめとした東南アジアでは有名な乾燥商品として認知されています。
 県内では資源保護の観点からアワビの漁期を毎年11 ~12 月に限定しているが、漁獲量は年々減少。磯焼けに起因した餌不足、漁業者の高齢化、後継者不足が大きな要因となっています。
 一方、市内には日本では数少ないアワビの陸上養殖を展開している元正榮北日本水産㈱、地元産アワビを鮮鮑や干鮑として国内外に流通させている㈲田村蓄養場三陸営業所、古くからの伝統に基づく干鮑の製造技術を持つ野村海産㈱の3者がなりわいとして事業を行っており、このようにアワビ関連資源がそろっている地域は全国的にも珍しいことです。これは、大船渡市の大きな強みであり、重要な資源であると考え、地域資源としてのアワビの活用に始まり、3者連携、他団体を巻き込んだ取り組みを展開しながら、持続可能な地域づくりを進めてまいります。

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